奈良県で巡るおすすめのパン屋

THE KASHIHARAが位置する奈良県橿原市。橿原神宮をはじめ、明日香村、今井町、大神神社など、奈良の歴史にゆかりの深いスポットが周辺に点在するホテルを拠点に、今回訪れたのは、「ウエダベーカリー 本店」「イマイラージュ」の2つのパン屋さん。いくつかのパン屋のなかでも、ホテルスタッフおすすめのこちらの2店舗を巡ってみました。

1925年(大正14年)、後に現ウエダベーカリーとなる上田製パン所が開業したのは今から97年以上も前の事。時代は昭和へと移り、戦後に学校教育基本法が成立、後に学校給食が始まるや給食用のパンの製造に携わります。
現在では本郷商店街にある本店の他に3か所で出店。時代を超えて奈良県大和高田市の歴史と共に歩んできたパン屋さんです。

馴染み深い惣菜パン、サンドイッチ、菓子パンの他に、洋菓子店さながらのケーキや洋菓子も販売。
早朝6時半から開店するウエダベーカリー本店には、通勤通学時間になるとその日の昼用のパンを目当てのお客さんが訪れるそうです。午後になると翌朝のパンやおやつパンを買い求める主婦の方々や学校帰りの子供の姿など、地域の暮らしに寄り添うような温かな雰囲気がここにはありました。

お店の中でもひと際人気のあるという「チョコレア」スタンダードなチョコレート味の他にも、抹茶、キャラメル、イチゴ、ホワイトチョコなど他のお店にはなかなかないような種類豊富な味展開が楽しめます。

多くの古民家が今もなお残る橿原市「今井町」歴史情緒あふれる町並みを進むと「体にやさしいベーグル イマイラージュ」の立て看板がある古民家が見えてきます。靴を脱ぎお宅にお邪魔するような雰囲気を味わいながらいざ入店です。

こちらではベーグルの良さを知ってもらえるよう、購入前にはベーグルの説明とともに約30分ほどの試食会を行っています。イマイラージュで販売されている商品紹介の他、ベーグルを最大限に美味しく食べるための保存法や調理法など、無償とは思いえない濃密な試食会を通してベーグルに対する愛情がひしひしと伝わってきました。

お店が進めるベーグルの調理方法として、①ケーキカット②アルミホイルに包む③５～10分トーストする事が良いそうです。試食の際もその場で素早くトーストされたベーグルが提供されます。

お店で販売しているベーグルひとつひとつを味わいながら好みの味を探して購入します。

こちらのベーグルは特有のモチモチとした触感を保ちつつも決して固すぎず、好みの具材をサンドしても食べやすいのが特徴的です。食べきれない時は冷凍にして最大6ヶ月も品質を維持しながら保存ができるそう。

今回は奈良に点在するホテルスタッフおすすめのパン屋さんに訪れてみました。

今回ご紹介した店舗のパンは、訪問時によっては売り切れていたり、販売が終わってしまう場合もございますので、訪れた際にご縁があるパンとの出会いをお愉しみください。