
手の「ぬくもり」は人から人へ。
静岡県浜松市では、江戸時代に農家の冬仕事として「機織り」が始まったとされています。機織りには棉(わた)を糸の状態にする工程や染める工程など、様々な工程があり、それぞれが得意分野を担当したことが分業制につながったと伝えられています。遠州地方は温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、棉作り(わたづくり)に適していて、三河、泉州とならび、綿の三大産地として栄えました。
明治以降、織機メーカーとして創業した現トヨタ自動車や浜松に本社を構えるスズキ株式会社により、動力で織機を動かすか力織機(りきしょっき)が登場。昭和三十年代から全盛期を迎えました。しかし、平成になって海外製品に押され生産量は減る一方となりました。今も職人の手によって作られる「遠州綿紬」はかつての産地を今に伝える希少な織物。人から人へと受け継がれる伝統を大切にしています。
遠州綿紬ができるまで

1.かせ上げ
紡績場から届いた糸を巻き上げて束にします。

2.染色
糸を漂白(精錬)し、そのあとに指定の色を染色します。

3.糊付け
織りの摩擦で糸が切れないように糊(のり)を付けて乾かします。

4.管巻き
糸の束を再び糸巻きへと仕上げます。

5.整経
糸を並べて縞の模様になるように整えます。

6.経通し
整えた縞柄が崩れないように1本ずつ櫛状の穴に通します。

7.機織り
1つの織機で1日に約3〜5反を織り上げます。

織り上がり

江戸時代から現代まで、
数千種類の縞柄が生まれてきました。
常時150柄以上を取り扱っています。

秋茜

富士

晩秋

小春

桜

うぐいす

ぬくもり工房のオリジナルブランド〈つむぐ〉。Made in Japanにこだわり、現代の暮らしに調和する和雑貨をご提案。どこか懐かしい色合いと独特の風合い、長く愛せるシンプルなデザインが特長です。
ぬくもり工房
- 場所
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静岡県浜松市浜北区染地台3丁目12-25
- TEL
-
053-545-6391
- 営業時間
-
10:00~18:00(年末年始以外は年中無休)
- 駐車場
-
有り




ホテル1階ショッピングプラザにて販売中!
遠州綿紬は、THE HAMANAKO1階のショッピングプラザでも、商品を販売しております。
人から人へと受け継がれる希少な織物『遠州綿紬』の様々な商品をご用意しておりますので、お探しの商品がございましたらお気軽にお尋ねください。
また、ぬくもり工房まではホテルより車で約40分で移動いただけます。
ショッピングプラザ
- 場所
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ホテル1階ショッピングプラザ
- 営業時間
-
7:00~21:00
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遠州綿紬 マスク
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遠州綿紬HABITUEL ハビチェル
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遠州綿紬 扇子
遠州地方は温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、綿づくりに適しており、綿の産地として栄えました。四季を感じるいろどり。手のぬくもりは人からひとへ。受け継ぐ伝統が、心地よい涼をお届けします。
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